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2013年10月10日

鉋刃の裏切れ直し

鉋も鑿も長く使っていると刃が減ってきて「裏切れ」になってきます。これを直してみました。

▼裏切れとは刃の裏側の刃先の部分が狭くなった(あるいは無くなった)状態をいいます。この刃はもう風前の灯ですね。
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▼レールアンビルの斜面部に刃裏を密着させて、表側の軟鉄の部分を玄翁の角で慎重に打ちます。あやまって刃先を叩くとおそらく割れると思います。これで刃裏が「盛り上がる」ことになります。
(訂正)アンビルのアールの付いた面で行なう方が正解のようです。
craftm_kud2.JPG


▼刃裏の盛り上がりを平坦にします。金盤に金剛砂を播いて行なう方法より、自分はダイヤモンド砥石のほうが遥かに早くて、研ぎ面の平面精度も全く問題ありません。#1000で行ないました。
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▼これで裏が出てきました。これくらいの幅で十分で、広すぎるのは何かと調整がしづらいです。
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▼その#1000で表側の玄翁の打ち跡を取ります。新品の砥石なので1分もかかりませんでした。
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▼あとは研ぎ出すだけです。今回、右端から順番に使いました。
kraftm_kud7.JPG






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2013年08月15日

表札づくり@

表札を依頼されるのは初めてです。お名前とイラストを木象嵌します。
ギター作りが神経を使う工程になっているので、ちょっと息抜きも兼ねて作りだしました。が、ぜんぜん息抜きにはなりませんでした。

▼依頼者制作の表札です 180x65mm 掲載OKはいただきました。
この絵をそのまま板に貼り付けて作業することになります。
表札fup.jpg


▼お名前は縞黒檀、枝とニャンコはサッチーネを使います。地板はハードメイプルというご指定です。
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▼#1のブレードでゆっくりゆっくり切っていきます。こういうときは、私は象嵌材の下に薄いベニヤ板を両面テープで貼り付けます。板がほとんど跳ねなくなるし、送材が楽で安全、それに細いところも折れにくいというメリットがあります。
craftm_np1.JPG
↑ 糸鋸盤 : ヘグナー Multicut SE

このあと、地板を彫っていく作業になります。これまた肩が凝る仕事です。






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2013年02月14日

珠玉の天然砥石

篠山在住のギター製作家Kiyond氏に、先日分けていただいた天然砥石を使ってみました。

キングの#1000から始めて、写真の4種類を順番に使いました。
右端はハイス鋼のときに仕上げ砥として使用。
面直しはいつものダイヤモンド砥石(写真右上)でOKでした。

鉋刃や小刀で試してみましたが、吸い付きがよくて、よくおります。
みるみるピンピンに仕上がるのが指先でわかります。そして砥ぎやすい。

まさにホンマもんの天然砥石です。Kiyondさん、おおきにありがとう!

▼切り出し小刀を砥いでいるところ、刃先が砥石にくっついたままです
craftm_HNS0.JPG


▼裏に産地と名前が  いずれも知る人ぞ知る ・・・ 逸品です
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▼大きいのは「常三郎」の寸八で私の勝負鉋 、 その隣は全ハイス鋼のKunz製
 あとは、平出さんや三木の刃。この玉鋼の小刀もスムーズに砥げました
craftm_HNS2.JPG
ナラやタモやローズを削ってみました ・・・ いつもとはやっぱり違います。喰いつきがシャープです。で、そのままスルスルっ・・・といきます。永切れするかどうかは、今日のところは評価できませんが、まあ問題ないでしょう。



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2013年01月21日

Deltaバンドソーのコイルスプリング

が、ようやく入荷しました。発注日は大晦日でした。工房の14インチバンドソーはもう生産されていないので、パーツを見つけるのに苦労します。下記サイトに在庫がありました。
http://www.highlandwoodworking.com/iturra2-12bandsawspringfordeltabandsaws.aspx

ネットの場合、よほど胡散臭さがないと判断できるところからでないと発注しないのですが、上記のサイトは・・・結果オーライでした。

▼2個入荷 送料は$15 
  下のコイルは機械から外したものです
P1070995.JPG


▼さっそく交換しました
  これで張力が強くなりました 中央の黄色いのがそうです
P1070991.JPG





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2012年12月01日

Delta自動鉋盤の修理

最近ものすごい異音がしてたのでベアリングでも摩耗しているのかなと思っていた矢先、その音がひときわ大きくなって「異臭」が立ちこめました。
すぐにスイッチを切って分解点検。

原因はブレードの回転軸でした。この軸には5つ溝のプーリーが付いていて、モーターからベルト駆動されていました。
見ると、溝プーリーを固定する大きな六角ナットが緩んで、プーリーがガタガタになって、ベルトが外れかかっていました。
異臭は、ベルトがプラスチックのベルトカバーをこすってプラスチックが焦げた臭いでした。

もしスイッチを切るのが遅かったら、えらいことになっていたでしょう。
修理といっても、くだんの六角ナットを締め直しただけです。
再起動すると、うそのように音が静かになりました。

異音で心当たりのある方、どうぞ点検してください。

この機械が壊れたものとして、浮いたお金で・・・と家内に言うと「あほ」って。

Deltaの22-560Jです。 このページにあります ↓
http://www.geocities.jp/tn_maru/kagu/tool_index.html



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2012年01月20日

新サンディングロール使用レポ

先日の日記で紹介したドラムサンダー用のサンディングロールを使ってみました。番手は#120。

材はインドローズの裏横セット。
かなり紫の濃いローズでたっぷりヤニがある感じです。薔薇の香りもプンプン。
約5mm厚を3mm弱まで削り落としましたがサンディングロールへのヤニのこびりつきは皆無でした。支持体もしっかりしていて、切れ味も良いです。さすが日本製です。したがって結論としては、純正品の半額なのに、性能は勝るとも決して劣らずということですね。ムイ・ビエン!

▼サンディング終了後の状態 キレイでしょ
craftm_srrp.jpg


▼こちらは材料
裏板は既に接いであります。こういう材は私は先ず木目に直角にサンダーに通して厚みを減らしていきます。そして目的の厚みに近づいてきたら徐々に木目に斜め、そして最後に並行というふうにします。こうすると効率が良くて機械とペーパーへの負荷も軽減できます。
ただ、横板のように幅が狭くて長い物は横に通すと材が破損する可能性もあるので、これは斜め通しからはじめます。
craftm_J45_rw.jpg
▲このローズウッドで今回のJ-45のうちの1台を作ることにしました。

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2012年01月11日

これはお得!サンディングロール

ギター製作には大活躍のドラムサンダー(or シックネスサンダー)ですが、消耗品のサンディングロールが高いのが悩みの種ではないでしょうか。濃い紫の立派なインドローズなんかではヤニがこびりついて新品のロールでもすぐにアウトになりますよね。

さて写真のロール、これで36.5mあります。工房のPerformaxのドラムサンダーでは2.3m要るので、15本採れる計算になります。
原反を76mm幅にスリットするので特注になりますが、これで9,000円でした。1本あたり600円!!およそ半額です!!
まだ使ってませんが、サンディングベルトでは定評あるメーカーらしいので品質は問題ないと思います。
生地も純正品と同様で、裏面には巻きつける方向などもちゃんと印刷してあります。
なおこれは#120ですが、これより目が粗くなるとちょっと価格アップする由。見積もり中です。

機械に巻きつけるためには端っこを斜めカットする必要がありますが、簡単な治具をこしらえればOKですね。

craftm_pfmx_sr.JPG
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2012年01月06日

デルタバンドソーのパーツ屋

10年も経って、コイルスプルングがヘタってきたのか、以前のように強く張れません。非国産機械の場合、一昔前なら部品手配が難儀でしたが、今はネットのお陰で国境ありません。そしてこの円高。

下のサイトですべてのパーツが入手可能です。
http://www.ereplacementparts.com/delta-28206-type-band-saw-parts-c-3275_3481_3485.html


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2009年10月17日

包春作繰り小刀

kane_KK.jpg

久しぶりに道具を買いました。

もともと道具集めは好きなんですが、木工が職業になってからは、

「これがあったら何かの役に立つやろ」 では、いくら安くていいものでもまず買いません。

「これがなかったら今の(明日の)仕事ができない!」 ときにはじめて買います。

使われない道具ほどかわいそうなものはありませんから。

写真の繰り小刀は、木工をやり始めたころからお世話になっている新潟の平出さんの品物です。

恐ろしいほど切れます。髪の毛も半分に裂けようかというくらい。

なんですが、

握った瞬間、「刃先がえらい遠いなぁ、これぇ」  ああ、注文のとき「刃わたり」を気にしていなかった。

切っ先を使ってあれこれ細工したいのに・・・コントロール難しそう。







タグ:道工具
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2008年12月17日

ガラスの定盤

定盤が欲しかったのです。知人から聞いた厚板ガラスのやつが。

用途は作品の平面度を調べるためです。たとえば組み立てたイスの”ガタ”をチェックするとか。
そのほか、部材を平面にサンディングしたいときにも重宝します。

自慢じゃありませんが、工房の床や家の廊下などはたとえ50cm角でも平面性はNGです。

そのことを棟梁に話すと、さっそく近所のガラス屋さんに連れて行ってくれました。そして・・・ありました。欲しかった12mm厚の板ガラスが。

値段を訊くと、「こんなものは滅多に出ないので在庫処分しまっせぇ」。
具体的には8mm厚並みの値段ということで。
ラッキーです。 さっそく 70cm x 100cm に切ってもらいました。将来の作業台に合わせた大きさです。これで重さは約20kg。

切った残りのガラスを気にしていると、「どうぞ持って帰ってください」。
これまたラッキー。砥石の平面出しをするには十分すぎるほどの大きさがあります。

ベルトサンダーできれいに面取りしてもらって、いそいそと持って帰りました。


これです。 物指しは1m。 定盤の台を作らなくっちゃ。
ガラス定盤12FL

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2007年03月22日

また道具が増え・・・

何か新しいものを作るとき、たいて新しい道具が要る。
「ええっ またぁ?」と言う声を聞を聞きながら、今回は、

BOSSオシレーティングスピンドルサンダー

というのを入れた。DELTA社製。
ちなみに¥25,900。スピンドルセット(オプション)もつけた。¥9,800もするが、これがなければサンディングドラム径を替えられないので不可欠。絵に描いたようなオプション商法。

何に使う?
お察しの通り「ハープ」です。ちょっとまだ公開できないけど、いま250Kgのテンションに耐えるフレームを製作中。

このサンダー、もちろん凹面の成型に使うものだが想定以上に使い心地がよくて楽しい。
ミニレポートは例によって当サイトの道具コーナーにアップ予定。
posted by maru at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月16日

トルメックで鑿研ぎ

craftm_tormek0.jpg craftm_315nomi.jpg
   

鑿(ノミ)は細いほど研ぎにくい。

3mm幅(1分)と1.5mm幅(5厘)の鑿はギター作りではなくてはならない。しかもピンピンに刃がついてないとダメなんである。
今まであたりまえのように手で研いできたが、ちょっと魔が差して電動砥石(写真左)でやってみたら・・・。

直径約10インチの回転砥石に刃を当てるので、刃のしのぎ面はまっすぐにはならずに、半径5インチのアールがつく。このアールのおかげで、いい塩梅に刃の先の先までピンピンになる。(右の写真でわかるかな?)
仕上げは、もう一方の回転輪についている皮砥にコンパウンドを塗って行なう。刃裏をあてて刃返りを取れば完了。悔しいけど手で研ぐより遥かに切れ味がよかった。

この電動砥石は刃物研ぎでは世界的に有名な水研ぎシステム。自分は木工旋盤用の刃物研ぎのために買った。刃物ホルダーさえあればナタでもハサミでもきれいに研げるという。DVDまで付いてくる。
今回の細い鑿、標準で付いてくる洋鉋刃用のホルダーに幸い取り付けられた。あとは回転する砥石の上をただひたすら往復するだけである。

これで40mm以上の和鉋の刃を研いだらどうなるか?
間違いなくシャープな刃は付くだろう。だが、プロの道具として信頼できる「精度」となれば、モーター駆動系と刃のスライド機構にあと一桁以上は投資しなければ無理だろう。

あの四角い砥石と人間の手で必要十分なのである。

posted by maru at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

スス竹

 craftm_susudake.jpg
 顔と行動範囲のめっぽう広い友人のY君から「大量のスス竹ありますよ」と連絡があった。場所は家並みの古さでは日本有数の橿原市今井町。いそいそと見に行くと100年は経つという屋敷をいくつか解体していた。そして中に入って見上げるとどの部屋も一面に竹が敷き詰められてある。昔は板より竹のほうがコストが安かったのだろう。
さっそく軍手で軽くこすってみると、濃い飴色の艶がでてきた。まさに「スス竹」そのもの。この竹は特に和式の木工作品(指物類)には非常に珍重される材料で、天然物となるとモノがモノだけに入手困難なうえに値が張る。なので最近は人為的にスモークしたり染色したりして「生産」する業者もある。今回はY君の計らいで幸運にも相当量わけていただくことができた。心から感謝。また狭い道を往くために軽四を貸してくれたMさんにも感謝。いつかそのスス竹で小品でもこしらえて進呈しよう。
posted by maru at 12:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 木工一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月08日

よみがえったお話し

craftm_bblade.jpg島根県まで目立てに出した2本のバンドソーブレードが帰ってきた。ついでに出したルータービット5つも含めて、1週間足らずという納期はありがたい。

ブレードをよく見ると、すくい角がついているではないか。もともとはほぼ90°だった。研磨機の設定がこうなっていたのだろう。当然、刃先が尖っているほうがよく切れるので「すくい角」がついているほど最初の切れ味はよい。そのかわり磨耗も早いとされている。材料の送り速さは刃や機械の能力に任せて、決してそれ以上に早く送りさえしなければ、すくい角がどうのこうのより刃は長持ちすると思っているので、今回の研磨姿は自分としてはありがたい。

テスト挽きしてみると、ひぇ〜。見違えるほどの切れ味。TimberWolf の刃なのでもともと定評はあるが、新品のときより確実によく切れる。10cm厚のナラ材をスイスイ怖いぐらいに速く送れてしまう。心配していた走行性も少なくとも悪くはなっていない。あまり関係ないが断面の肌もキレイ。

目立てに出す前は黒く焦げた切りくずが出ていた。そのまま使い続けると、だんだん刃身が歪んできて蛇行して最後にはプチンと切れて、運悪ければ大怪我をするハメに。モーターにも負荷がかかって焼損とかも。

まあバンドソーに限ったことではなくて、テーブルソーではもっと危険だし、カンナ盤では全く精度が出ない。ルーターなら材がお陀仏で指もアブナイ。手道具も同じこと。

安全性もそうだが、仕事の出来栄えも刃の切れ味と正比例する。


 

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2006年07月31日

バンドソーブレードの目立て

mytool_pic2002_e.JPG工房で最も重宝するバンドソー、皆さんが普通にテーブルソーでカットしそうなときも自分はバンドソー。その理由は安全性に天と地ほどの差があるから。そりゃテーブルソーのほうが断然精度はいいが、どっちみち必ず後でプレーナーに通すので同じこと。テーブルソーは絶対にそれでしか出来ないときに登板願っている。
工房のバンドソーはDELTAの14インチで1.5馬力、この手のクラスでは大きいほうなのだが、丸太の製材に使うあの「帯ノコ盤」に比べりゃ赤ちゃんみたいな刃を使うので、目立てをしてくれるところがなかなかない。近くの金物屋さんでは2か月もたらい回しを喰らった挙句、「これは使い捨てでんな」と云われた。その一方で一枚千円もしない丸ノコ刃でも目立するくせに。。。
これはとんでもない話。バンドソー王国のUSAでは1000ドル以上もする研磨機がホビーレベルで使われている。3mmや6mmの刃ならともかく高価な20mmクラスのものはトコトン使いたい。しかも上手に目立てするとますますよく切れるというではないか。
ダイヤモンドヤスリやグラインダーで自分で行う方法もあろうが、その手間と時間とリスクを考えると新品を買ったほうがまだましだ。
で、やっとプロの研磨屋さんがネットで見つかった。ついでにルータービットも同梱して明日発送する。結果よければまた詳らかに紹介しよう。
posted by maru at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 木工一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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