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2015年10月07日

アルハープ作り(9)完成!

桐製ケースには水性顔料で着色して、上塗りにオイルウレタンを摺り込みました。内面にブルーのフェルトを張ってから、蝶番とパッチン金具、それに持ち手をねじ止めすれば完成です。なお、蝶番は直角より少し開いたところからそれ以上開かないものを使いました。写真状態で「全開」です。
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▼裏側にユーザーさんがデザインした透かしを入れました。サウンドホールの効果を持たせています。裏板・横板はホンジュラスマホガニー。
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▼Aruのロゴはハカランダを切り抜いて貼りつけています。
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▼糸巻部はハードメイプル材の上にタブノキを重ねています。PA071183.jpg

22弦あります。ブリッジはタブノキ。
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▼写真、ちょっと遊んでみました。
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2015年09月30日

アルハープ作り(8)ケース作り

本体の方はあとブリッジを設置すれば完了ですが、今日はケース作りを始めました。軽さ優先で桐を使います。すべて桐箪笥用の柾材という豪華さです。
身の部分になる横板は四枚組継ぎで組みます。甲板と底板は写真奥のように3枚接(は)ぎにして(ビスケットジョイントしました)、これを横板に接着して密閉箱状態にします。そのあと、ノコギリで蓋と身に切り分けることになります。

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2015年09月28日

アルハープ作り(7)弦掛けピン作り

楽器上部の棹(さお)のところで弦を掛ける(架ける?)ためのピンを作ります。材はアフリカローズウッドです。
いつものようにKS-200という旋盤を使って削りだして、回しながらサンディングしてツルツルにします。長さ25mm、直径4.7mm。

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▼サンディングしたら、オスモオイルを摺りこんでおきます。
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▼22本必要です。ふうっ。。。
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2015年09月21日

アルハープ作り(6)塗装

塗料と塗り方はクラシックギターと同じく、シェラックニスのタンポ摺り仕上げ、所謂フレンチポリッシング。裏板と横板のマホガニーは導管の目止めを施しました。なお、今回選んだシェラックはほとんど原材料状態のシードラックです。ホンジュラスマホガニーは深さを増し、表のドイツ松は上品な黄色に発色します。
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2015年09月07日

アルハープ作り(5)魂柱の効果

ヴァイオリンでは不可欠な「魂柱(こんちゅう)」をアルハープにも適用できないか実験してみました。この楽器はその背面も含めて全体から音が出てほしいからです。
写真の桧の棒が魂柱です。これを表板と裏板の間にわたすことによって、互いの振動往来を可能とします。以前、ギターでこの実験をしましたが結果はNGでした。そのとき推定した原因が、アルハープでは良い方向にいくのではとの期待からの実験です。
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▼自分用のアルハープが実験台です。このように表板の横バーと裏板の間に渡しました。手の届く範囲で棒の位置を変えてみましたが、中心より少し高音側がいい感じでした。どういう風にいい感じかというと、音が腰の高い位置からもっといえば脳天から発せられるようになりました。裏板も「サウンドボード」として加勢しているようです。また、散らばっていた音が一つにまとまって聞こえるような感じもあります。あたかも散らばっていたチリから星が誕生するかのようです。とくに中音から低音にかけてが顕著です。なので、つま弾きながら魂柱を外すと音のかたまりが分散して沈みこんでいくような変化を感じます。
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▼製作中の楽器(右側)とは形も音域も違うのでどうなるかはわかりませんが、魂柱を付けられるようにはしておこうと思います。

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▼順番は前後しますが、表板を接着している様子です。裏板ももう接着準備は完了していますが、雨天続きのためその作業に適さず、足止め状態です。
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2015年09月03日

アルハープ作り(4)

裏板です。背面のサウンドホールとなる透かしを加工して、補強バーを設置しました。
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▼横板をベンディングアイロンという円筒電熱器で加熱して曲げました。
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▼その横板をボディフレームに接着しました。そして横板の上辺に表板を貼るための糊しろとなるライニング(白く見える木)を接着しました。
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▼表板はこんな感じです。
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さあ、つぎはいよいよ表板を接着しますよ。




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2015年08月31日

アルハープ作り(3)

今回、楽器の裏板にもサウンドホール(響孔)を穿つことにしました。楽器の演奏形態(聴衆は背面側にいることが多い)を考えてのアイデアです。で、せっかくなのでそのサウンドホールの意匠をユーザーさんにデザインしてもらったところ、この楽器にぴったりお似合いの絵柄が示されました。
あとはそれを裏板に貼って糸ノコで切り抜くだけです。「透かし加工」ですね。糸ノコの刃を通すための小さな穴をあらかじめあけておきます。完成したらまたアップします。なお裏板は、今や入手困難となった中米ホンジュラス産のマホガニーです。
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2015年08月27日

アルハープ作り(2)

表板に力木を接着しているところです。最大の目的は補強ですが、もうひとつは音作りで、目的の音をめざして一本ずつ入念に削り込んでいきます。ここが楽器つくりの面白さです。あとで横方向にも力木を接着します。表板はクラシックギター用のヨーロピアンスプルースで、すでに厚みの調整は済ませています。
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▼フレームは組みあがっています。
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2015年08月22日

アルハープ作り(1)

昨年もそうでしたが今秋もアルハープに勤しみます。今回もバス仕様ですが、ユーザーさんからの強い要望によって音域を広げます。FからDまでのクロマティック調弦で22弦となります。ボディの大きさは変わりませんが、弦間距離を若干縮めます。
トップは欧州スプルース、サイドバックはホンジュラスマホガニー、あとはスパニッシュシーダー(セドロ)、ハードメイプル、タブノキ等。
白いのはボディのテンプレート(半分)です。
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▼昨年の写真で代用しますが、材料はほぼこんな感じでした。
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2014年09月19日

Making AruHarp-Bass 完成!!

総桐製のケース内側にはフェルトを敷きつめて、外側は顔料(ワシンの水性ポアーステイン)で着色して、オイルウレタンを数回摺り込みました。そのあと、ハンドルや金具をつければ完成!です。あと、発送用の通函(懐かしい単語!)を段ボールで作りました。

▼18弦  ギター用の弦が使えます
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▼左上のスペースにチターピン用レンチホルダーを作りつけました
 ヘッドプレートは杢の出たタブノキ、「Aru」のロゴはペロバ・ローサ材
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▼ケースと「通函」
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2014年09月06日

Making AruHarp-Bass(10)ケース作りの2

アルハープのケース作りですが、木工愛好家さんのためにちょっと詳しめに紹介しています。
下の写真、側板を組み立てているところです。かどの部分の仕口は、「5枚組み継ぎ」です。写真は糊付してクランプしているところ。4つの内角がすべて直角になるように慎重にクランプしています。それと、5枚組継ぎ部の隙間があってはいけません、。
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▼このように長めにしておいて、あとで「ツノ切り」します。
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▼ツノ切りのあと、前回紹介した表板と裏板を貼って箱にします。これらの板も大き目にしておいてあとで側板に合わせて四辺を切り取ります。ギター用のゴーバーデッキで接着しています。
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▼4辺を切り取って、鉋で均したところです。
 さてこのあと、ケースなので「蓋」と「身」に切り分けますが、それは次回で。
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2014年09月02日

Making AruHarp-Bass(9)ケース作り

楽器本体はブリッジの取り付けも済んで、最終の仕上げ塗装をしているところです。その間にケースを作ります。大きさはおよそ、44cm幅、85cm長さ、15cm厚、「総桐」のケースです。

▼これだけの材料を使います。桐のフローリング材です。これを4面仕上げて用います。
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▼天板と底板は4枚接ぎとなります。楽器ではなく家具の類なので接ぎ方はビスケットジョイント(雇いざね)にします。ジョインターはポーターケーブルの557です。使いやすさ、精度、再現性、どれをとっても五つ☆。私のお気に入りです。ビスケットは高いけどご覧の国産品を使います。これを安物粗悪品にするとすべてが台無しになります。オーバーではなく自分の経験談です。
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▼ビスケットが精度よく入っているので目違いは皆無です。左下に写っているのが残りの材料。
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2014年08月27日

Making AruHarp-Bass(8)

弦掛けピン(ギターでいえばナット)を作ります。下の写真の茶色い木が今日作ったピンです。これに弦を掛けて、となりの金属製のピン(チターピンという)で巻き上げます。
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▼旋盤はKS-200。ブビンガの棒(これも自作)をセットしています。
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▼鉄道模型の車輪などを作る金工旋盤なので、精度には定評あります。
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▼ペーパーをかけて、ワイヤーウールで磨いて、最後にオスモオイルを摺り込みました。鋸で切り離せば完成で、冒頭の写真になります。
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2014年08月21日

Making AruHarp-Bass(7)

塗装をはじめました。写真はマホガニーの導管を埋めるためのエポキシ樹脂を塗布したところです。これを「目どめ」といいます。乾いたら上っ面だけはぎ取って、また塗布して乾いたらはぎ取って、を納得いくまで繰り返します。そのあとの本塗りは、楽器の使用形態を考慮して今回はオイルウレタンにする予定です。




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2014年08月19日

Making AruHarp-Bass(6)

裏板をくっつけてボックスにします。
▼裏板と横板ライニングとのすり合わせを入念に調整/確認します。バインディングを巻かずに仕上げるので、ギターよりもシビアーです。
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▼表裏が違うだけで前回の写真と同じ景色なので、画の調子を変えて遊んでみました。裏・横材はホンデュラス産のマホガニー。P8191232.jpg



タグ:アルハープ
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2014年08月15日

Making AruHarp-Bass(5)

お盆ぐらいは少なくとも機械仕事や力仕事はせずに過ごしています。
今日も朝から表面板をくっつけたので、もうおしまい。あとは時間が仕事してくれます。

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2014年08月13日

Making AruHarp-Bass(3)

サイドベンディング。横板を曲げる工程です。ギターのときは自作の曲げ機を使いますが、アルハープの場合は手で曲げた方が早いのでベンディングアイロンを使います。「森の板バネ」と呼ばれるほど剛直なマホガニーですが、厚さ2.5mm程度なら楽勝です。

▼ベンディングアイロンはオフコで買ったものです。どうも熱容量が乏しい感じがしますが、これくらいなら使えます。その上に乗っている木片で横板材を押さえつけながら曲げていきます。
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2014年08月11日

Making AruHarp-Bass(2)

この楽器は外見は優雅でもギターの何倍もの張力がかかるのでそれに耐えうる設計にしています。ボディはフレームで構成され、このモデルに限っては表板・側板・裏板をいわゆるモノコック構造とし、さらには2本の柱で表と裏を互いに支えあうようにします(バイオリンの魂柱に似てます)。

▼フレームはこんな感じです。フレームの下に置いてある裏板にはこれから補強バーを設置します。表板には補強バーを接着中です。
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2014年08月04日

Making AruHarp-Bass(1)

久々のアルハープの製作シリーズです。今回は18弦バスタイプの方です。
左右の支柱と、それをボディ底部で支えるボトム部、そして、完成時にはハープピンとナットが差し込まれる糸巻部を同時に作っています。これらは互いにホゾ組みとなります。糸巻部はハープピン細目ネジの繰り返し使用に耐えるハードメイプル、その鏡板は椨(タブの木)を使っています。ボトム部はマホガニー、ハードメイプル、スパニッシュシーダー、桐材を適材適所に組み合わせて使用しています。
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▼もとはこういう姿でした
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▼これは前回作(2008年)です。これをちょっとマイナーチェンジします。
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タグ:アルハープ
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