English Version(poor...)

2010年04月12日

やっぱり付けた

トルナボスもくっつけるので余計なことは・・・と思いつつ、やっぱり付けることにした。力木を斜めに横断するバーを。

表面板の低音側と高音側の振動特性を明確に非対称にし(換言すれば6種類の弦の性質と相似にし)、かつ7本のタコ足を束ねる役目もなす。

これによって和声がまとまりやすくなると自分では思っていて、先の2台ではまずまずの結果を得ている。

フレタ、アグアド、バルベロ(T世) ・・・・・ たちのも格好はそれぞれ違うが同じ意図がうかがえる。

トルナボスとは役目が違うのでお互い邪魔をすることはなかろうと思うが。


▼接着してから円弧状に成型します  このあとトルナボスをつければ完了です
630_sp.jpg

2010年04月11日

トルナボス作り(2/2)

昨日の続きです

5.目的の寸法近くになったらサンディングします 材料が回っているので楽です
  サンディングしたらついでにオスモオイルを摺り込んでおきます オイルフィニッシュですね
mk_tnvz7.JPG

6.細いノミで切り込みを入れて鋸で慎重に切り離しました
  今回使った刃物です 古いノミを改造したのもあります
  旋盤作業の7割は刃物、あとの2割は手順で残りは材の保持だと思っています
mk_tnvz6.JPG

7.ギターにのせてみました 浅いでしょう? 25mmです
  何人かの経験者の意見を参考にして今回はこの深さにしてみました
  これだと、いつもの方法でブリッジを接着できます(・・・製作者にしか分かりませんね)
mk_tnvz.JPG

☆今回は材の板面から彫りましたが、材の木口から彫ったほうが・・・・ひょっとしたら?








タグ:トルナボス

2010年04月10日

トルナボス作り(1/2)

630mmギター用のトルナボスの製作記録です

1.バンドソーに円切りジグを装着します 黒いピンに材料のセンターをはめて、
  コンパスのように回します  材はとりあえず栓の柾板を選びました
mk_tnvz1.JPG


2.カットいているところ 円の直径は110mmほど  ブレード幅は6mm(1/4インチ)です
mk_tnvz2.JPG


3.ここからは木工旋盤の作業  まずは外周を削ります
  材の右端はサウンドホールに接着する時のフランジになります
mk_tnvz3.JPG



4.中をえぐっているところ (刳るといいます) お椀を作るのと同じ「フェイス ターニング」です
mk_tnvz4.JPG

今日はここで時間切れです また明日
タグ:トルナボス

2010年02月13日

AruHarpにトルナボス

次期ギターはトルナボスを付けようと思っている。
そこで合間をみてトルナボス(= turned voice)の資料を集めだした。

トルナボスは何故すたれたのだろうか? ロマニリョス氏の説では、
 @リスクが高い
 A製作も手間だし、そのギターの修理も大変
 B奏者にはよく聞こえなくなるので精神的不安をきたす
らしい。

としながらも彼も立派なトルナボスギターを作っている。また彼の弟子のステファン(orスティーブン)・リース氏も最近トルナボスギターを公開している。
それらはいずれも木製のトルナボスを備える。
やはり良い効果を見込んでのことだろう。

さて、トルナボスってなんでしょう?
ギターという共鳴箱に筒が仕込んである → ということは 重低音を謳うバスレフスピーカー と同じ理屈のようだ。
上記ステファン・リース(実はロマニの製作講習での助手:ぼくらはスティーブと呼ぶ)のトルナボスはまさにバスレフスピーカーだ。
これなら設計は簡単だ。トルナボスの共鳴周波数は計算で求められる。ビール瓶やフルートの歌口と同じ理屈だ。

それに対しトーレスのはトルナボスの端が裏板に立てた短い棒で保持されている。つまり表と裏が結果的につながっているのだ。
これは非常に話をややこしくする。しかもトルナボスは逆ラッパ形(円錐台)ときている。
裏板と表板がつながることによって、位相の問題がでてくる。
下手をすると表板の振動を裏板がうち消してしまうこともあろうだろう。
ボックス内部の空気振動が支配的な低音域は、トルナボスをつければ増幅されるだろうが、板の振動が支配的となる音域ではまるで鳴らなくなることも有り得る。
したがって恐ろしくバランスの悪いギターとなるだろう。
ここでトルナボス自体をチューニングする必要がでてくる、と思われる。

さて、ロマニリョスのトルナボスギターはどうなっているのだろう? 裏とつながっているのだろうか?
村治佳織が弾いている動画を見てもわからない。宙に浮いているようにも見えるが。

バスレフ式のトルナボスなら簡単に工作して実験できる。
手始めにアルハープに仕込んでみた。
この楽器は対面して弾くので効果がわかりやすいからだ。

 サウンドホールの直径は84mm
 ボール紙を丸めて、表面板と接する所にコルクを巻いてフィットさせると、
 筒の内径は76mmになった
 筒を長さをいろいろ変えて試してみた。
 
 楽器の容積をCADで計算して、筒(トルナボス)の共鳴周波数を計算すると
  筒の長さ 50mm のとき 137Hz (Cis近辺の音)
  筒の長さ 30mm のとき 162Hz (Fのちょっと低目)
 この楽器の最低音はギター6弦の3フレットと同じG(98Hz)の音なので、もしこれを増幅したければ
 @筒を長くするか 、 A筒を細くするか、 B楽器の容積を増やすか
 ということになる。

試奏した感じでは、
 ・なぜか全体的に音量が増した
 ・弦の振動時間が長くなった  しかしいわゆる”余韻”は短かくなった感じ
 ・音色がクリアーに(というか鋭く)なった 特にブリッジ付近で弾くと極めて顕著

ということで、なかなかおもしろい。

次は筒の材質を変えてみよう。
そう、ギターでもやってみないと。


↓ ”トルナボス付き” アルハープ
aru_w_trnvs.jpg
タグ:トルナボス
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